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2008-11-10(Mon)

『鎧なき騎士』

knightwithoutarmour

「鎧なき騎士」(1937・英)

イギリス国籍だがロシアの急進派として活動する諜報部員が、ある日反革命派の伯爵夫人と恋に落ちる。男は伯爵夫人を急進派の軍隊から逃がそうとするのだが、その先には多くの困難が待ち受けていて・・・。


昔の映画を、侮る事なかれ。
最近この言葉を身に染みて感じます。私は以前まで、昔の映画を意味もなく嫌っておりました。白黒の映像が肌に合わなかったのでしょう。「昔の映画なんてつまらない」という変な先入観を持っていたのです。
ですけど映画というものは歴史の積み重ねの上に成り立っている訳でして、昔の映画を否定するという事は現代の映画を否定する事にも繋がるのですよね。
食わず嫌いしてはいけません、という事でまたも30年代の映画を観賞しましたが、これが普通に面白い

戦争映画として、そして恋愛映画として非常に綺麗にまとまっている映画です。第一次世界大戦時のロシアを描いた作品でありますが、歴史に疎い私でもすんなり物語に入っていくことができました。
戦争映画というよりは恋愛映画としての要素が多く、男と女の真っ直ぐでキラキラと光るような純愛が眩しいです。思わずニヤニヤしてしまいます。
男が諜報部員になり、女と知り合うまでの過程が少々眠く退屈なのですが、男と女の逃亡劇に入ったところから格段に面白くなっていきます。何とも言えない緊迫感と禁断な雰囲気がたまりません。

イギリス国籍の諜報部員と伯爵夫人という設定を生かし切れていなかったのが少々残念ですし、ラストも尻切れとんぼだったので、彼らのその後をしっかり描いて欲しかったと思います。展開が強引で全体的にご都合主義な感じは否めませんが、たまにはこういった映画も良いのではないでしょうか。
リアリティを追求した映画も好きですが、こういった単純に楽しめる恋愛映画も良いものですね。




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2008-10-01(Wed)

『パリ、ジュテーム』

parisjetaime

「パリ、ジュテーム」(2006)

パリを舞台に色々な愛の形を、コーエン兄弟やガス・ヴァン・サント、アレクサンダー・ペインなど世界各国の監督たちが1話5分で魅せるオムニバス。日本からは諏訪敦彦監督が参戦しています。
朝方から深夜、色々な場所で、色々な目線で、彼らがみる"パリ"がこの5分の中に凝縮されています。
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オムニバス、というやつを初めて観ました。なかなか興味深いですね。
一つひとつの作品でその監督の個性がにじみ出ているため、最後まで飽きずに楽しめますし、とても見応えのある映像群でした。
コメディからアート系、現実的なものから幻想的なものまで、1粒で18度美味しい。そんなお得感満載な映画です。

この映画で良いのは、パリの美しい部分だけを魅せる只のプロモーションで終わっていない所。
美しい景色と、汚い現実、その両極端のものをさらけ出すことによって、等身大のパリが見えてくるようでした。綺麗な部分も、汚い部分も、みんなひっくるめてパリが好き。
パリどころか海外旅行さえ未経験な私でも、パリを好きになってしまいそうです。

私のお気に入りのストーリーは、
少年の淡い恋を描いたグリンダ・チャーダの「セーヌ河岸」、
クスリと笑えるシルヴァン・ショメの「エッフェル塔」、
そして5分間という短い時間に男女のキラキラ光る日々をたっぷり詰めた、トム・ティクヴァの「フォーブル・サン・ドニ」
です。
このオムニバスから自分だけのお気に入りのストーリーを探すのも、また楽しいかもしれませんね。

(この映画の中にウィレム・ディフォーが出演していたらしいのですが、全く気がつきませんでした。「ハンガー」の時といい今回といい、どうやら私の目には彼の姿が映らないようです・・・。)




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2008-09-18(Thu)

『13ラブ30』

13goingon30


「13 ラブ 30」(2004・米)

13歳の少女ジェナは、自由で気ままな30歳に憧れを抱いていた。13歳の誕生日の日、願いの叶う魔法の粉に「早く30歳になりたい」とお願いしたら、本当に30歳の未来の自分になってしまった!願いが叶い浮かれるジェナだったが、現実はそう甘くなくて・・・?女版「ビッグ」?のハートフル・ラブコメディ。
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現在子供だという人も、昔子供だったという人も、一度は思ったことがある筈です。
「早く大人になりたい」と・・・。
この映画はそんな願いを叶えてしまった少女の物語なのですが、なかなかの良作でございました。
80年代の服装・音楽がとてもオシャレ!ジェニファー・ガーナーのくるくる変わるファッションも見どころです。やはり私も女ですから、こういったオシャレな映画は非常に目に楽しいです。ジェニファー・ガーナーもとても可愛いく、マーク・ラファロも格好良い。

そして何より良いのがこの映画、只のラブコメで終わらず、人生で本当に大切なものは何なのかという問いかけがなされている所だと思います。
30歳になったジェナは、正に子供の頃思い描いていた理想の女性に変身しています。しかしその反面、夢を追い求めるあまりに傲慢な女性にもなっていたのです。
今の自分の状況に満足出来ず「もっと、もっと」と多くのものを欲しがってしまう、これは誰にでもある感情です。しかし周りを見渡せば、かけがえのない大切な何かが近くに存在しているのです。とにかく今近くにある大切なものを大事にしなさい、という事ですね。時は一瞬一瞬過ぎて行って、二度と戻ってこないのですから・・・。沢山の厳しい現実を目の当たりにしその事に気づき始めるジェナを見ていると、こちらまでパワーを貰えます。うーん、13歳の時にこの映画に出会いたかった!
一見お軽いラブコメのように思えますが、非常に深いテーマが隠されている映画でした。

ノリが良く、一つ一つの小ネタがとても楽しいラブコメディ。癒されたい時にお勧めです!
現在ホームシック中の私も元気を貰えました・・・。




劇中で流れるRick Springfieldの「Jessies girl」がとても良かったので、そのミュージック・ビデオも貼っておきます。





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2008-09-13(Sat)

『プリティ・ベビー』

prettybaby

「プリティ・ベビー」(1978・米)

幼い少女ヴァイオレットは娼婦である母を持ち、売春宿で少女時代を過ごす。12歳の頃には娼婦の道を歩み始める彼女だったが、売春宿でカメラマンをしている青年と恋に落ち・・・?
1900年代初頭の戦時アメリカを舞台に描く。
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最近「闇の子供たち」でも話題になった、少女売春をテーマとした映画。しかしこういったタブーとされるテーマを題材としているにも関わらず、この映画にはやましさというか、下劣なものをあまり感じません。それはこの"売春"という世界が、ヴァイオレット自らが望んでいるものだからなのです。自分のママをライバル視し、周りの娼婦たちのマネをして、ただひたすら純粋に娼婦としての道を望むヴァイオレット。
しかし、これは彼女が売春宿での世界しか知らず、憧れるものが周りの娼婦たちしか居ない、という現実があっての事なのです。
宿内をはしゃぎ回るヴァイオレットと周りの娼婦たちとのやり取りはとても可笑しく笑えるのですが、こういった背景を考えると悲しくなってしまいます。

舞台となる売春宿の内装や娼婦たちの服装など美術がガーリーテイストで、観ていてウキウキしました。
そして最も見所はブルック・シールズ。彼女は当時13歳だそうで、美少女で小悪魔な立ち振る舞いは本当に魅力的です。彼女の可愛らしさだけでもこの映画は観る価値あり。
かなり過激なシーンも演じているので、今の時代だったらバッシングの嵐でしょうね。(公開当初もバッシングされていたのかな?)
スーザン・サランドンは信じられないほど美しいし、青年演じるキース・キャラダインも格好良い。全体的に見目麗しい映画でした。

ヴァイオレットにとって最も良い選択肢は何なのか?
ラストでは大人の身勝手さについて痛感させられます。


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2008-09-05(Fri)

『ドア・イン・ザ・フロア』

doorinthefloor

「ドア・イン・ザ・フロア」(2004・米)

作家志望の高校生エディは、勉強のためにある作家の家に泊まりこんでアルバイトをすることに。そこで作家の妻であるマリアンと出会い、エディはひと目で恋に落ちてしまった。じきにエディとマリアンは愛し合うようになるのだが、この家族はある大きな傷を抱えていて・・・。小説「未亡人の一年」の映画化。

このエディ君、あらすじに書きましたように人妻マリアンに一目ぼれをし、「マレーナ」の少年の様に当初は一方的な片思いをしていきます。
ですが「マレーナ」と決定的に違う点は、"恋する少年(青年?)がそれなりに成熟した男性である"という事と、"人妻が全く魅力的でない"、という事です。
相手が少年というにははばかる年齢のため、若干大人向けな内容になっております。そこは別に良いんです。良いんですけど・・・
なぜ人妻役がキム・ベイシンガーなのか?

この人の出ている映画は数える程しか観た事がないのですが、この人を綺麗だと私はどうしても思えないのです。マリアンに骨抜きなエディを観る度に頭の中に「?」の文字が浮かびます。好みは人それぞれだとは思いますが、最後まで少年の気持ちがどうしても理解できませんでした・・・。

そんなこんなでしばらくは少年と人妻との恋物語が続くのですが、途中から家族の傷が浮き彫りにされるメロドラマ的展開にうつります。中盤からは、ただひたすら痛々しい。
皆が心に大きな空白を抱えながらも懸命に生きているその姿は、題名の通り「床の下のドア」なのでしょう。
作家がエディに対して「細部まで細かく描写だ」(確かこんなセリフ・・・)と言うシーンがあるのですが、まさにこの映画もそんな感じで、映画の隅々まで細かく丁寧な描写をしていたと思います。

この映画の繊細な描写は良かったのですが、どうも内容はピンとこず。出てくる人物が皆ダメ人間すぎて、共感よりも憎しみの気持ちが湧いてくるのです。ダメ人間映画は好きですが、ここまで最低だと逆に引いちゃいますね。面白い映画ではないです。

小説「未亡人の一年」では彼らのその後も描いているようなので、今度読んでみたいと思います。

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プロフィール

K

Author:K
大学1年生
小学5年生で映画に目覚める
でも映画の知識は初心者レベル
目標は大学卒業までに1000本観破です

【好きな映画】
「ゴースト・ワールド」
「ゾンビ」
「天才マックスの世界」

【好きな俳優】
ケビン・ベーコン
スティーブ・ブシェミ
エヴァン・レイチェル・ウッド

【好きな監督】
ウェス・アンダーソン
ジョージ・A・ロメロ

★前田有一の超映画批評★

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高校生時の映画レビューサイト「映画の森」へのリンク外しました。昔のレビューを晒すのが恥ずかしくなったので・・・。
もし見たいという方がいらっしゃったら、検索サイトで探せば出てくると思いますので、そこからどうぞ。



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