--------(--)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2008-12-13(Sat)

『人生は、時々晴れ』

allornothing

「人生は、時々晴れ」(2002・英)

イギリスのとある集合住宅地。すれ違いを続ける夫婦や無職の息子、アル中の母親や悪いボーイフレンドと望まぬ妊娠をした女・・・、色々な人々の平凡ながらも苦悩に満ちた生活を舞台に、多種多様の愛を描いた人間ドラマ。


最近妙に気になる監督、マイク・リー。
「秘密と嘘」、「ヴェラ・ドレイク」と観てきましたが、彼の映画は本当に人間描写が細かい!そして丁寧ですね。この「人生は、時々晴れ」も例にもれずそういった映画なのですが、今まで観たマイク・リー作品の中で私はこれが一番好きです。

この映画のテーマは、ずばり"愛"
この映画の登場人物は皆がそれなりの恋愛関係、家族関係を築いている一般家庭の面々なのですが、その瞳は寂しそうで、全員が常に孤独や悲しみと闘っています。そんな中事件や事故が彼らを襲うわけですが、そこから見え隠れする彼らの本音や叫びが醜くも純粋で、そして本当に人間らしいのです。
多種多様な愛の形を淡々と、それでいてしっかりと描いております。

最終的に一つの家族に焦点を絞って物語が進むのですが、個人的には他の家族のその後の様子もしっかり描いて欲しかったな~と思いました。特に無職女とストーカー男のその後の関係が気になります。

「秘密と嘘」と同様に一般人の私生活をのぞき見している様な感覚に陥るので、終始彼らと一緒に怒り、やきもきし、モヤモヤした130分でした。スッキリしない終わり方ではありますが、観た後不思議な安心感が残る映画です。
映画の中で、確かに彼らが生きている。そう錯覚してしまうような、地味ながらも素晴らしい映画。



スポンサーサイト

theme : 映画感想
genre : 映画

2008-12-12(Fri)

『パラノイドパーク』

paranoidpark

「パラノイドパーク」(2007・米)

ポートランドの郊外に住む平凡な高校生が、ある日人殺しの現場に関わってしまう。満たされない日々を過ごす少年が"死"と向き合うことによって生まれる心境の変化を、繊細に、かつ力強く描いた青春映画。


久し振りの長文レビューです。こうやって真面目にキーボードを打つのも久しぶりなので、意味もなく緊張している私です。

タイトルにも使われている単語、"パラノイドパーク"・・・それは居場所がなく彷徨う少年たちが集まるスケボー公園の名称。スケートボートって、「ロード・オブ・ドッグタウン」の影響か分かりませんが、私の中ですごくスタイリッシュで格好良いスポーツだというイメージが強いんですよね。街中をスケートボートで突き進む少年の姿は、正にアメリカといった感じがするのです。
そのスケートボートを、これ程までに悲しく、そして繊細に撮った映画は他に無いのではないでしょうか。力強さと有り余るエネルギーを感じるスケートボートが、今回限りなく非力で、か弱いものに見えました。心の中に湧き上がってくる虚無感や孤独を拭い去るように、彼らはスケボーに乗り続ける。いやはや、とても繊細な映画でございました。

ガス・ヴァン・サントの映画って、本当に男の子が良いですね。「エレファント」のジョン・ロビンソンしかり、この映画の主人公も非常に美しく撮られています。彼のプロモーション・ビデオといっても過言ではありませんね。まだ声変わりもしていない、あどけない顔立ちが素敵です。

時系列を無視した構成なので途中少し混乱してしまったのですが、あえて結論を見せず、多くを語らず、ただ映像で魅せる演出に胸を打ちました。「エレファント」が好きな方は、この映画も観て損はないと思います。
逆に話に波の無い映画が苦手な方には駄目な映画かもしれませんね・・・。





theme : 映画感想
genre : 映画

2008-11-16(Sun)

『ダージリン急行』

darjeeling_limited

「ダージリン急行」(2007・米)

父親の死をきっかけに、インドへと"心の旅"に出掛けた3兄弟。互いにすれ違い、争いを続ける3人だったが、≪ダージリン急行≫での電車の旅をきっかけに、心境に変化が生まれていく・・・。


ウェス・アンダーソンは、私の大好きな監督の一人です。彼の映画の世界観、美術、音楽、どれを取ってもお気に入り。なのでここからはひいき目全開のレビューを展開していく事となるのですが、あえて言っておきましょう。
やっぱりアンダーソンは最高だ。
今回の映画の舞台はインド。このインドの街並み・風景が、アンダーソンの世界観と非常にマッチしているんですよね。3兄弟のビジュアルや電車内の内装も非常に個性的で、まるで絵本を読んでいるかのような感覚にさせられます。毎度のことながら目に楽しい映像を見せてくれます。

そして3兄弟の歩み寄りたくても歩み寄れない、成長し切れない大人たちの様子が非常に可笑しく、そんな彼らをたまらなく愛おしいと思えるのです。
ジェイソン・シュワルツマン、オーウェン・ウィルソンだけならず、ビル・マーレイ、アンジェリカ・ヒューストンとアンダーソン組も大集合。アンダーソン好きならば思わずニヤリとする事でしょう。

可笑しくてちょっぴり切なくて、観た後心がほっこりするようなロード・ムービー。
鑑賞後、インドに行きたくなる事間違いなしの映画です。





theme : 映画感想
genre : 映画

2008-10-28(Tue)

『卒業』

thegraduate

「卒業」(1967・米)

大学を卒業し、将来有望な青年ベンは、卒業パーティで両親の友人であるロビンソン夫人に誘惑される。最初は拒んだベンであったがその内二人は密会し情事を始めるようになる。しかし大学から実家に帰ってきた夫人の娘に、ベンは恋心を抱いてしまい・・・。



これほどまでにダスティン・ホフマンを可愛いと思ったのは、この映画が初めてです。あんまり男の人に可愛いって言葉は使いたくないのですが・・・、それでもこの言葉を使わずにはいられない。この映画のホフマンに、全ての女性が母性本能をくすぐられた事でしょう。
序盤の、背伸びしつつもいつも空回りで、オタオタする主人公の様子に思わずニヤニヤ。若者の無鉄砲さといいますか、好奇心といいますか、そういった微妙な心理が非常に丁寧に描写されている映画だと思いました。
自分の将来について不安を抱く主人公の様子は、現代の若者たちにもどこか通じるものがあるかもしれませんね。大学卒業間近になってから、もう一度観たい映画です。

ジャンルは青春コメディといった感じで、一つひとつのネタがツボに入り、終始笑いっぱなしでした。そして笑いの中にも怒りがあったり、焦りがあったり、全体的に甘酸っぱい、思わず口元がゆるんでしまうようなそんな幸せを感じるストーリーです。ホフマンのキャラクターが非常に魅力的ですし、ロビンソン夫人の存在も良い感じです。
そして何よりこの映画、音楽が凄く良い
シーンの箇所に度々挟まれる音楽がいちいちこの映画とマッチしていて、とても心に残ります。特に「The sound of silence」は、何回聞いても飽きません。

若さゆえの過ち、若さゆえの暴走・・・、嗚呼、若さって素晴らしい!観た後そう叫びたくなるような、青春映画の傑作。
最近観た映画の中で、一番のヒットです。すべての若者に観てほしい。





theme : 映画感想
genre : 映画

2008-10-24(Fri)

『シャイン』

shine

「シャイン」(1995・豪)

雨が激しく降り注ぐある夜、恨めしげにガラス越しのピアノを見つめる男が一人。それは、かつていくつものコンクールに出場し優勝した実績を持つピアニスト、ディヴィッドであった。音楽と家族に過剰な執着心を見せる父親の指導の元、子どもの頃からピアノを弾き続けてきたディヴィッド。彼の挫折から復活までの軌跡を描くヒューマンドラマ。
天才ピアニスト、デヴィッド・ヘルフゴットの実話の映画化。


「4分間のピアニスト」の影響で、ちょこっとピアノ映画に目覚めてしまった私です。
この「シャイン」も、非常に演奏シーンが素晴らしい映画ですね。
劇中で、あるピアニストが「ピアノはタフなスポーツだ」と言うセリフがあるのですが、正にその通りなのだとこの映画を観て思いました。髪を振り乱し、顔中汗でビッショビショになりながらも、ただただ鍵盤をたたき続けるその姿はやはり圧倒されるものがあります。
私の中でピアノというと、優雅に静かに演奏する、おしとやかな楽器だというイメージが強いのですが、「4分間のピアニスト」、この映画と立て続けに観てそのイメージはガラリと変わってしまいそうです。
ピアノって格好良いですね。私も小さい頃に習っておきたかった。

ピアノの演奏シーンもこの映画の魅力の一つですが、なにより良いのがディヴィッドのキャラクター。
幼い頃からピアノ一筋でずっとピアノと共に生きてきた、そんなディヴィッドがピアノと向き合う姿から何とも言えない気迫を感じます。さらに精神病を患いつつも非常に自由で、そして非常に魅力的。演じ抜いたジェフリー・ラッシュ、見事です。

この映画、もっと美談っぽく撮ろうと思えば、いくらでも撮れる題材だったのではないでしょうか。しかし只の美談で終わらせてしまったら、ここまでの感動は無かったのかもしれませんね。
のびのびと自由に生きるディヴィッドの姿に、勇気をもらえます。

theme : 映画感想
genre : 映画

プロフィール

K

Author:K
大学1年生
小学5年生で映画に目覚める
でも映画の知識は初心者レベル
目標は大学卒業までに1000本観破です

【好きな映画】
「ゴースト・ワールド」
「ゾンビ」
「天才マックスの世界」

【好きな俳優】
ケビン・ベーコン
スティーブ・ブシェミ
エヴァン・レイチェル・ウッド

【好きな監督】
ウェス・アンダーソン
ジョージ・A・ロメロ

★前田有一の超映画批評★

にほんブログ村 映画ブログへ
↑↑宜しければぽちっとお願いしま~す


高校生時の映画レビューサイト「映画の森」へのリンク外しました。昔のレビューを晒すのが恥ずかしくなったので・・・。
もし見たいという方がいらっしゃったら、検索サイトで探せば出てくると思いますので、そこからどうぞ。



ブログパーツ
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
カテゴリー
最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。